山とか旅とか

本当はめっちゃインドア派ですけど

白山にて、初めの一歩

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白山室堂

富士山にいきなり挑む前に、一度それなりの高さの山で練習してみよう。と考えて登ったのが、白山でした。

学校行事や家族旅行で無理やり登らされた山を除き、これが正真正銘、自分で初めて登山をしようと考えて登った山です。2018年7月20日のことでした。

だから私の登山歴は、非常に短いものです。今も大して進歩していないですが、この時の私は、なーんにもわかっちゃいなかったですね。標高がすべてだと思って、富士山より低い山なら富士山より楽に登れるのだろう、などと考えていたんだから。

そして、まだトレッキングポールすら持っていなかった初心者は、出発していきなり両足をつるっていう。びっくりしましたよ。片足ずつ順番に、しかもふくらはぎがおさまったと思ったら次は太もも、と両足全体、まんべんなく激痛が走って。通りがかりの見知らぬ登山者の方に、こむら返りに効く漢方薬分けていただく始末。登山する人ってなんて親切なんだろう……と感動したものです。

このことをはじめ、初対面で、おそらく二度と会わない人たちに親切にしてもらったり、お話ししたりして、こんなこと登山以外の旅ではそんなにないので、山登りっていいなあと感じたのですね。

私にとっては今でも、今まで登った山でどこが一番きつかったかと振り返ると、白山です。が、登山続けたいと感じたのも、白山でだったと思います。

出会った人たちが優しくて、景色は文句なく美しかったし、最初の体験が良かったということなのでしょう。

登山に関しては、足はつったけれど、幸運なスタートを切ったのでした。